コメント読み上げモデルとしての使い方 - Live2Dモデル「心の中の天使と悪魔」

 Youtube配信でコメント読み上げ時に口パクさせる使い方をご紹介いたします。

  1. Youtube配信コメント読み上げソフト導入
    1. SYNCROOMの設定
    2. 棒読みちゃんの設定
    3. CastCraftの設定
  2. Vtube Studioでコメント読み上げ用モデルを設定する
    1. マイクの設定
    2. マイクロリップシンクの設定
    3. 口の開閉の設定

この後、CastCraftからYoutubeの配信を開始⇒OBSでVtube Studioの表示設定を行い、通常通り配信を行います。

既にYoutube配信で各種コメント読み上げソフトをご利用中の方は、1は読み飛ばしてください。


1.Youtube配信コメント読み上げソフト導入

こちらの解説で、コメント読み上げに使用するソフトは以下の通りです。
全て無料で利用できます。
環境はWindows11です。
各サイトからダウンロードしてインストールします。
CastCraftがYoutubeのコメントを棒読みちゃんに送り…
棒読みちゃんが読み上げ…
読み上げた声がSYNCROOMを通って…
Vtube Studioに送られるイメージです。

1-1.SYNCROOMの設定

インストール後、SYNCROOMは閉じます。

正常にインストールできているか、確認します。
Windowsキーを押して、「設定」を検索して開きます。
検索ボックスに「サウンド」と入力し、「サウンドの設定」を開きます。
画面を下にスクロールし、「サウンドの詳細設定」をクリックします。

録音タブをクリックします。
録音デバイスのリストの中に「ライン(Yamaha SYNCROOM Driver(WDM)」があれば、正常にインストール完了できています。

このままだと、Yamaha SYNCROOM Driverに送られた音が聴こえないので、聞こえるように設定します。
「ライン(YAMAHA SYNCROOM Driver(WDM)」を選択して、プロパティを開きます。

聴くタブをクリックします。
このデバイスを聴くにチェックを入れます。
「このデバイスを使用して再生する」に再生したいスピーカー・ヘッドホンを選択します。


これでYamaha SYNCROOM Driverが使用できるようになりました。

1-2.棒読みちゃんの設定

ダウンロードして解凍したフォルダの中の「BouyomiChan.exe」を実行します。


スパナアイコンをクリックして、基本設定画面を開きます。

音声出力デバイスをクリックします。
「ライン(YAMAHA SYNCROOM Driver(WDM)」を選択します。

アプリケーション連携をクリックします。
「01)ローカルTCPサーバ機能を使う」をTrueにします。
「02)Socket連携」のポート番号をメモする(画面は50001)

「OK」ボタンをクリックして、設定画面を閉じます。

声の選択をします。
①声質の選択
②しゃべらせたい文章を入力
③再生ボタン

以上で棒読みちゃんの設定完了です。

1-3.CastCraftの設定

Youtubeアカウントにログイン

設定をクリック
「棒読みちゃん連携」を開く
「棒読みちゃんにコメントを読んでもらう」をONにします
1-2でメモした、棒読みちゃんのポート番号を入力します。
「保存」をクリックします。
これで、棒読みちゃんがコメントを読み上げてくれるようになりました。

配信の際は、CastCraftを開き…
Youtubeを選択します。
作成 ⇒ ライブ配信を開始で配信を始めます。

2.Vtube Studioでコメント読み上げ用モデルを設定する

今回は、当方制作の「心の中の天使と悪魔」の天使ちゃんで解説しています。

2-1.マイクの設定

VtubeStudioを立ち上げます。
いつも配信でお使いのモデルとは別に、マイク設定を行います。
その為、複数VtubeStudioを起動する必要があります。

VtubeStudioを複数起動をクリックします。
これで、もうひとつ別ウィンドウでVtubeStudioが起動します。
それぞれ別々にカメラやマイクなどのVtubeStudioの設定を行う事ができます。
残したい設定があるウィンドウの方を「後に」終了させるようにしてください。

コメント読み上げに合わせて、口パクさせたいモデルをロードします。

歯車アイコンをクリックし、設定画面を開きます。
下にスクロールして「リップシンク設定(マイク)」を探します。
「マイク」ボタンをクリック
「ライン(YAMAHA SYNCROOM Driver(WDM)を」選択
「OK」ボタンをクリック
マイクを使うをONにします。
また、音量ブーストは100にします。
これでマイクの設定は完了です。

2-2.マイクロリップシンクの設定

「心の中の天使と悪魔」はマイクロリップシンクに対応モデルです。
声に合わせて、口の開閉だけでなく口の形を変える事ができます。
マイクロリップシンク対応のモデルは是非下記の設定も行ってみてください。
マイクロリップシンク非対応モデルをご利用の場合は読み飛ばしてください。

「リップシンクの種類」ボタンをクリックします。

マイクロリップシンクを選択し、OKボタンをクリックします。

棒読みちゃんを開きます。
テキストボックスに
ああああああああああああああああああああああああああああああ
といった大量の「あ」を入力します。
VtubeStudioに戻ります。

A/あ「キャリブレーション」ボタンを押したら
すかさず棒読みちゃんを再生します。

上記手順を母音毎に繰り返し、残りの母音
I/い
U/う
E/え
O/お
全て同様の手順でキャリブレーションします。

「モデルへ適用」ボタンをクリックし、OKします。

これで、マイクロリップシンクの設定が完了しました。

2-3.口の開閉の設定

このままではカメラ上の口の開閉に合わせて、モデルも口を開閉させてしまうので、声だけに反応するようにします。

歯車アイコン→人歯車アイコンをクリックして、トラッキングの設定画面を開きます。

下にスクロールして、
Outが「ParamMouthOpenY」の設定を探します。
INをクリックします。
フィルターと書かれたテキストボックスに「Voice」と入力します。
「VoiceVolume」を選択して、「OK」ボタンをクリックします。

これで棒読みちゃんに合わせて、口パクをするようになりました。

お疲れ様でした!


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